1960年代に誕生し、世界で初めて商業運航を成功させた超音速旅客機「コンコルド」のデルタ翼とドロップノーズを備えた優雅な姿は、当時の航空ファンに“空のコンセプトカー”と形容され、退役から20年以上経た今日でも伝説的な存在です。2003年に滑走路から退きましたが、2025年5月に、国の重要文化財となることが発表されました。
航空
航空機メーカーのエアバスが2025年3月24-25、「Airbus Summit 2025」にて未来の航空技術に関する画期的な構想を明らかにしました。環境負荷軽減を目的に、燃料効率の向上やCO2排出量削減を見据えた3つの主要技術が注目を集めています。
「Climate Impulse」プロジェクトは、液体水素を燃料とする航空機による世界一周飛行という壮大な目標を掲げ、技術的な課題、資金調達、安全性の確保など、多くのハードルを抱えながらも、CO2排出ゼロの航空輸送の未来を切り開く可能性を秘めた画期的な試みです。ラファエル・ディネリとベルトラン・ピカールという二人の経験豊富なパイオニアのリーダーシップの下、航空宇宙産業の支援を受けながら、2028年の世界一周飛行実現に向けて着実に進んでいます。