中間層に対して、最適な資産運用のアドバイスを提供
フランスには、金融資産が10万ユーロ(約1,600万円)から500万ユーロ(約8億円)の範囲にある裕福な家庭が約600万世帯存在しています。銀行業界ではこの層を「マス・アフルエント(mass affluent)」と呼びます。しかし、この層は金融サービスの面では中途半端な立場に置かれており、十分なサービスを受けにくいという課題があります。具体的には、通常の銀行の標準的なサービスでは満足できない一方で、プライベートバンクのようなハイエンドなサービスには手が届かないという状況です。
このような中間層に対して、最適な資産運用のアドバイスを提供しようと立ち上がったのが、フィンテック企業のRockFi(ロックファイ)です。RockFiは、テクノロジーと金融の専門知識を融合させたハイブリッドモデルを採用し、この手薄だった市場に革新をもたらそうとしています。
創業者とチーム構成:金融とテックの融合体制
RockFiの創業者は、連続起業家として知られるピエール・マラン氏(34歳)です。彼はこれまでに、大学受験予備校の「Prépa First」や、フリーランス・人材マッチングサービスの「Iziwork」を創業してきました。
- 今回のプロジェクトでは、以下のような金融・テクノロジー両面の精鋭たちと手を組んでいます。
- マキシム・デュラン氏(元Qonto)
- マリー・ベデュ氏(元Beanstock)
- ステファン・カール氏(元ソシエテ・ジェネラル プライベートバンキング ディレクター)
- ヴァンサン・パニィ氏(元HSBCプライベートバンキングディレクター)
このチームにより、最先端のツールを用いて顧客の資産戦略に最適な金融商品を選定する高度なコンサルティングネットワークが構築されています。
個別担当者と選りすぐりの3,500以上の金融商品
RockFiでは、資産額が25万ユーロ(約4,000万円)以上の個人を対象に、専属の担当コンサルタントを配置しています。
- 料金は年間2,000ユーロ(約32万円)からで、以下のような多彩な金融商品にアクセス可能です:
- 生命保険
- プライベートエクイティ
- クラブディール(共同投資)
- その他のオルタナティブ投資
これらの商品は、BlackRockやTikehauといった世界的な金融機関が提供するものも含まれており、質の高いポートフォリオが組めるよう設計されています。
顧客層には、起業家、上級管理職、退職者など多様な人物が含まれており、すでにフランス国内で数百名のクライアントが存在します。
急成長中の展開と拠点拡大
2024年5月に実施されたシードラウンドでは、RockFiは3百万ユーロ(約4.8億円)の資金を調達しました。この資金により、パリ、リール、アヌシーの3拠点に加え、新たにボルドー、リヨン、トゥーロンにも支店を開設しました。
2025年にはさらにトゥールーズ、ニース、レンヌへの進出も予定されており、全国規模でのネットワーク拡大が加速しています。RockFiの目標は、2026年までに運用資産額10億ユーロ(約1,600億円)を達成し、黒字化を実現することです。
今後の資金調達とビジネスの展望
2024年5月に実施されたシードラウンドでは、RockFiは3百万ユーロ(約4.8億円)の資金を調達しました。この資金により、パリ、リール、アヌシーの3拠点に加え、新たにボルドー、リヨン、トゥーロンにも支店を開設しました。
2025年にはさらにトゥールーズ、ニース、レンヌへの進出も予定されており、全国規模でのネットワーク拡大が加速しています。RockFiの目標は、2026年までに運用資産額10億ユーロ(約1,600億円)を達成し、黒字化を実現することです。
企業情報
- 企業名:RockFi(ロックファイ)
- 創業者:ピエール・マラン(Prépa FirstおよびIziworkの創業者)
- 所在地:フランス(パリを中心に複数拠点)
- 技術内容:金融アドバイザーとテクノロジーの融合による資産運用支援ツール
- 主な用途:中間富裕層向け資産運用アドバイスと商品選定
- 現在の状況:顧客数は数百名、全国展開を推進中
- 商業化の進行状況:既に複数都市で展開、収益モデル確立済
- 目標資金調達額:1,500万ユーロ(約24億円)
- ターゲット顧客:資産25万ユーロ(約4,000万円)以上の個人(起業家、役員、退職者など)
- 想定ユーザー:マス・アフルエント層(富裕だがプライベートバンク未満)
- 対象市場:フランス国内600万世帯の中間富裕層
- 売上見通し:運用資産10億ユーロ(約1,600億円)を2026年までに目指す
本記事の出典と編集方針について:
本ブログの記事本文は、Le Monde、Le Figaro、Le Parisien などのフランスの日刊紙や、01Net、Usine Nouvelle などの専門メディアの報道内容をもとに、関連情報を整理し、背景や文脈を補足する形で構成しています。
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