French Tech Rise

https://lafrenchtech.gouv.fr/en/programme/french-tech-rise-2/

フレンチテックは、パリやリヨン、マルセイユのような大都市だけではなく、各地方の県や海外県の支部も頑張ってプロモーションしています。そんな取り組みの代表となるFrench Tech Riseや、スタートアップ企業の国際化を応援するプログラムであるFrench Tech Next 40/120プログラムをご紹介します!

French Tech Riseに参加するための条件

French Tech Riseに参加するための条件は以下の通りです。

これらの条件を満たすスタートアップは、French Tech Riseプログラムを通じて、資金調達の機会や投資家との接点を得ることができます。特に、地域間の経済的格差を縮小し、フランス全体でスタートアップエコシステムを活性化することを目的としています。

French Tech Next 40/120 プログラムとは?

French Tech Next40/120プログラムは、フランス政府が支援するスタートアップ向けのプログラムであり、特に国際的なリーダーシップを持つ可能性のあるフランスの成功したスタートアップを支援することを目的としています。このプログラムは2019年に設立され、2024年には新たに選ばれたスタートアップが発表されました。

プログラムの目的

支援内容

2024年の新たなスタートアップ

2024年には、新たに選ばれたスタートアップが発表され、その中には31社が昨年よりも100百万ユーロ以上の売上を記録しています。全体で120社は2023年に100億ユーロ以上の売上を達成しました。特にGreenTech企業が増加しており、24社がこのカテゴリーに属しています。

環境と社会へのコミットメント

2024年からは、応募企業は環境移行と性別平等に関するコミットメントも求められるようになりました。これにより、より持続可能で公平なエコシステムが促進されます。
このプログラムはフランス国内外でのスタートアップエコシステムの成長を支援し、フランス経済全体への貢献を目指しています。

パリロボくん
パリロボくん

French Tech Riseは、地方再生にとってもよく考えられたプログラムなんだ。フレンチテックの大きな目的のひとつに、首都圏以外の地域へのテック企業の誘致が大きく関係している。お店を構える場所によって売り上げや成功が大きく変わる商売やサービス業など、立地条件が重要である企業に比較して、テック企業は地方や人口の少ないエリアであってもハンディキャップとなる点が少ないから、テック企業こそ、コストの低い地方への誘致はお互いにウィンウィンの関係になりやすいからね。
ただ、どうしても首都圏に比較して、情報を得る機会や物理的なイベントへの出席、投資家と出会う機会など、立ち上げ初期には立地条件がハンディとなることは否めない。特にフランスは海外県が多くて、海外県こそ海外や首都圏からの企業の誘致を期待している。それなのに移動のコストや時間などが理由となって投資家にアピールする機会が少ないことに対しては、政府や地方の機関の支援が重要だ。
海外県には、ニューカレドニアやグアダループ、マルチニックなど、ここもフランスなんだって驚くほど魅力的な県がいっぱいあるし、フランス本土にだって、東西南北で文化や景色、気候だってずいぶん違う。投資をする方々には、会社の魅力だけではない、各々の土地の魅力も感じてもらいたいし、逆にフランスのスタートアップには他の国々にもどんどん進出してもっともっと国際的になってもらいたい。
そのためにも、French Tech RiseやFrench Tech Next 40/120プログラムのような、細かいところにも手が届いたフレンチテックプログラムたちに、これから更に頑張ってもらいたいね!