1960年代に誕生し、世界で初めて商業運航を成功させた超音速旅客機「コンコルド」のデルタ翼とドロップノーズを備えた優雅な姿は、当時の航空ファンに“空のコンセプトカー”と形容され、退役から20年以上経た今日でも伝説的な存在です。2003年に滑走路から退きましたが、2025年5月に、国の重要文化財となることが発表されました。
モビリティ
フランスのTV局、BFMのビジネス番組「Good Morning Business」にレバノンからリモートで生出演したカルロス・ゴーン元会長は、退任から6年を経た今、日産とルノーの現状を、「協調なき漂流」と断じ、その瓦解のメカニズムと再生への条件を赤裸々に語りました。
ロシアとヨーロッパの間で、破壊工作や力の誇示が続く中、ヨーロッパの海域では緊張の兆候が積み重なっており、冷戦時代のような静かな戦いが海中で始まっています。
自動車メーカー各社では、電動化、自動運転、コネクテッドカー、シェアリングといった「CASE」と呼ばれる分野での技術革新が進められています。自動車業界の未来を変える10の革新技術をご紹介します。
排水量が5トンを超えるヤンター号は、全長 107,8メートルで、最大15ノットの速度に達することができます。運用自律性は60日間、航続距離は8000海里で、遠隔地での長期運用が可能となっており、現在ロシアの主力のスパイ船として、世界各地の海で諜報活動を行っています。
エアバスは2025年3月25日からドイツのボンで開催されているDWT Unmanned Systems Xで、従来の迎撃用ミサイルに比較して安価で再利用が可能な低コストの防空ドローン、LOAD(Low-Cost Air Defense)を発表しました。これは、他のドローンを無力化するために設計された新しい再利用可能なドローンのコンセプトです。
エアバスは民間航空機メーカーとして有名ですが、軍用航空機の分野でも重要な役割を果たしています。その中でも、A400Mは現代の軍事輸送における「空飛ぶスイスアーミーナイフ」と呼ばれるほど、フランス空軍にとって不可欠な多用途輸送機となっています。生産システムは年間20機の納入を想定して設計されているものの、現在の受注残は48機であり、生産の安定化が課題となっています。また最近のヨーロッパの安全保障環境の変化により、受注が増加することが予想されています。
航空機メーカーのエアバスが2025年3月24-25、「Airbus Summit 2025」にて未来の航空技術に関する画期的な構想を明らかにしました。環境負荷軽減を目的に、燃料効率の向上やCO2排出量削減を見据えた3つの主要技術が注目を集めています。
「Climate Impulse」プロジェクトは、液体水素を燃料とする航空機による世界一周飛行という壮大な目標を掲げ、技術的な課題、資金調達、安全性の確保など、多くのハードルを抱えながらも、CO2排出ゼロの航空輸送の未来を切り開く可能性を秘めた画期的な試みです。ラファエル・ディネリとベルトラン・ピカールという二人の経験豊富なパイオニアのリーダーシップの下、航空宇宙産業の支援を受けながら、2028年の世界一周飛行実現に向けて着実に進んでいます。
ルノー社が2025年4月に予約受け付けを開始するRenault 5 TURBO 3Eは、レトロゲーミングやドリフトといった要素を取り入れたユニークなコンセプトの高性能な電気自動車です。ヨーロッパ、中東、日本、オーストラリアといった国々(アメリカを除く)で予約可能となっていますが、全世界で1980台の限定生産となり、既にコレクターズアイテムとなる可能性も高いことから、激しい争奪戦となりそうです。