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世界が一つに動いた!史上初、国際連携で迅速対応した津波警報 〜カムチャツカ沖地震で試された“グローバル・アラートネットワーク”の真価〜
年月 場所 マグニチュード 津波の特徴
1737年10月 カムチャツカ・アバチャ湾沖 M9.0〜9.3 遡上高30〜60m。アバチャ湾の村落壊滅。北クリル諸島にも津波到達。
1841年5月 カムチャツカ東方沖 M9.0〜9.2 最大15mの津波。ハワイでも波高4.6m。火災も併発。
1923年2月 カムチャツカ南東沖 M8.4 波高6〜8m。沿岸部で被害。ハワイにも到達。
1923年4月 カムチャツカ半島沖 M8.5 津波が再び発生し、地元住民に二次避難の混乱。沿岸に浸水被害。
1952年11月 カムチャツカ地震 M9.0 セベロクリルスクで18m超の津波。2,336人死亡。太平洋広域に津波。
2006年11月 千島列島・マトゥア島沖 M7.6 遡上高最大21.9m。島内の軍施設が破壊され負傷者も。
2020年3月 カムチャツカ沖 M7.5 最大0.5mの津波。注意報レベルで被害なし。
2025年7月 カムチャツカ半島沖地震 M8.8 太平洋全域に警報。セベロクリルスクで5mの津波。港は浸水したが人的被害は限定的。
地震名 マグニチュード 津波の特徴
1952年 カムチャツカ地震 M9.0 ハワイなど太平洋全域に津波が到達。当時は警報システムが未整備で、公式な広域避難は行われず各地で個別対応。
1960年 チリ南部地震 M9.5 観測史上最大の地震、太平洋全域に津波が拡散。死者約1,600人(日本で139人、ハワイで61人、フィリピンで32人、米西海岸で2人)
2004年 インド洋スマトラ沖地震 M9.1 インド洋沿岸14か国に甚大な津波被害(死者約23万人)。太平洋ではないが、世界的な津波警戒の契機となった。
2011年 東日本大震災 M9.0 日本で約1万8千人が犠牲に。津波はハワイや米西海岸・南米にも到達し、各国で避難が実施された。
2025年 カムチャツカ半島沖地震 M8.8 発生直後に太平洋のほぼ全域で警報が発令され、各国で大規模な避難が行われた。人命被害は最小限に抑えられた。
年月 地震名・場所 マグニチュード 津波・被害の特徴
2004年12月 インド洋スマトラ沖地震 M9.1 14か国で死者約23万人。近代史上最悪の津波災害。警報体制の強化が始まる契機に。
2006年7月 インドネシア・ジャワ島南西沖地震 M7.7 津波により約700人が死亡。警報の遅れと認知不足が被害拡大の要因に。
2009年9月 サモア諸島地震 M8.1 サモア、アメリカンサモア、トンガなどで死者約190人。2つの地震が連続し、複雑な津波波形を形成。
2010年2月 チリ・マウレ地震 M8.8 沿岸で津波により約525人死亡。日本やハワイ、タヒチなどにも津波到達。
2011年3月 東日本大震災 M9.0 死者・行方不明約1万8千人。最大遡上高40m超。福島第一原発事故も引き起こした。
2018年9月 インドネシア・スラウェシ島地震 M7.5 津波と液状化で約4,300人死亡。津波到達が極端に早く、警報が間に合わず被害が拡大。
2018年12月 インドネシア・スンダ海峡津波 (火山起因) 死者約437人。アナック・クラカタウ火山の山体崩壊による津波で、地震を伴わず警報が出なかった。
2022年1月 トンガ・フンガトンガ火山噴火 (火山起因) 死者6人。大規模な水中噴火で大気波津波が発生。日本・米西海岸にも警報発令。
2025年7月 カムチャツカ半島沖地震 M8.8 死者1名・負傷者21名(いずれも避難中の事故)。AIによる即時警報が人的被害を最小限に抑制。
順位 年代 発生地・地震名 主な原因 最大波高・特徴 死者数(推定)
1 2004年12月26日 スマトラ島沖地震(M9.1〜9.3) 海底巨大地震 最大30m超、14か国に津波到達 約22万〜23万人
2 1908年12月28日 イタリア・メッシーナ地震津波(M7.1) 地震・海底断層 20m級の津波がメッシーナ海峡を襲う 約7〜10万人
3 1755年11月1日 ポルトガル・リスボン地震津波(M8.5〜9.0) 大西洋プレート境界地震 津波・火災・地震が複合的に襲う 約6〜7万人
4 1883年8月27日 インドネシア・クラカタウ火山噴火 火山噴火とカルデラ崩壊 最大約35mの津波 約3万6千人
5 1707年10月28日 日本・宝永地震(M8.6〜8.7) 南海トラフ地震 高知などで25m超の津波 約2万人
6 2011年3月11日 東北地方太平洋沖地震(M9.0) プレート沈み込み地震 最大遡上高40.5m(田老) 約2万2千人(行方不明含む)
7 1498年9月20日 日本・明応地震 南海トラフ地震 津波により広域被害 約3万人以上(津波含む)
8 1960年5月22日 チリ地震(M9.5) 海溝型地震 太平洋全域に津波、最大波高25m 約6,000人(日本138人)
9 1952年11月4日 カムチャツカ地震(M9.0) 沈み込み帯 太平洋全域に津波(米・日にも) 2,336人
10 1958年7月9日 アラスカ・リツヤ湾地すべり 地震による山体崩壊 世界最大波高:524m 5人。世界最大のメガ津波にもかかわらず犠牲者が5名に留まった主な理由は、リツヤ湾周辺が極めて人口希薄な地域であったため
パリロボくん
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